2015年2月24日編集
いかのひかりとは
長年に渡りイカ釣り漁船の集魚灯に従事してきた弊社社長が、集魚灯の効率化と変わりつつある地元北部九州玄界灘の様子、オリジナル新商品の開発過程などを紹介した記録です。
”いかのひかり” は2001年スタートしました。
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2001年〜
2005年〜
2006年〜
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2008年〜
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2010年〜
2011年
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●LED光源を使用した省エネイカ釣り集魚灯へ 2005年〜2010年 イカ釣り漁船用LED集魚灯1〜100 LEDを使用した集魚灯の実験は、大きな出力の発電機を持たない5トン前後の小型イカ釣り漁船から始め、電源はバッテリー(エンジンアイドリング状態で充電)を使用し、従来の交流発電機を使わない省エネ漁業を目指す事としました。 2006年砲弾型LEDを搭載したMD2型LED集魚灯を開発し、同7月に進水予定のプレジャーボート(ヤマハ37F)に8台を設置。元々は7KW位の交流発電機を電源にメタハラ集魚灯を搭載の定でしたが、LED集魚灯へ。 結果は趣味のイカ釣り用としてですが、メタハラ同様の釣果があり、オーナーさんに満足していただくことが出来ました。 2009年秋には4.9トン地元漁船にLED集魚灯15台を設置し、既設の11KW発電機(3KWメタハラ3灯)と比較操業実験を行いました。この実験で10KW集魚灯クラスの手釣り漁船のLED集魚灯(交流発電機を使用しない)の実用性の手応えを確認しました。 LED集魚灯の砲弾型からスタートした集魚灯のLED素子も、開発を初めて5年後の2010年頃には放熱などでメリットの多い表面実装LED(SMD型)が主流になって来ました。 この年、集魚灯本体の基本設計とシステムを考え直す事とし、一旦実験を中止する事としました。 次回の研究は自然エネルギー(ソーラー、風力など)を利用して蓄電するなど、全く石油に頼らない集魚灯イカ釣り漁法を考えたいと思います。 |
●航海灯をLED化へ 2006年〜 LED電球1〜28 2006年航海灯用電球をLED化する研究開発を始めました。 航海灯は国土交通省の型式承認、JCIの検定取得が必要な為、両機関へ問い合わせを行いながら開発をスタートしました。 試行錯誤の後、3年目にようやく目標とした白熱電球と変わらない(光量、配光など)LED電球を開発をしましたが、2010年新しいガイドラインが発表され航海灯用電球(交換用)の検定の道は閉ざされました。 翌年の2011年3月、新たに2年計画で小型船舶用20メートル未満のLED航海灯9種類の型式承認取得を目指し開発をスタートしました。 |
●LED多目的灯 2006年〜2010年 LED多目的灯1〜25 LEDを光源とした省電力、小型で場所を取らない、防水性の高い照明をコンセプトに開発を始めました。 最初は倉庫に有ったアクリルパイプと塩ビ製キャップを使い実験をスタートしました。 硬質ガラス管やSUS316のステンレス、ポリアセテートなどの材料で実験を繰り返し完成まで4年の歳月がかかりました。 現在では近大マグロで有名な近畿大学水産研究所でも養殖用照明として採用いただいております。 |
●LED水中灯 2007年〜2010年 LED水中灯 2007年LED多目的灯を高出力タイプにスケールアップし水中灯を製作しました。 LED多目的灯は先に説明したように省電力がコンセプトですので消費電力が10W程度です。 水中で集魚実験など行うには大幅に出力を上げる必要があります。 先ずはLED多目的灯のLED基板を4枚を使用した水中灯を製作して実験をスタートしました。 |
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2011年、いかのひかりは一旦休憩することにしました。