いかのひかり 2010年 LED集魚灯&製品開発ストーリー
2010.1月30日<発光ダイオード集魚灯> |
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イカ釣り漁船用LED集魚灯 96 |
昨年7月からテストを行って来ましたLED集魚灯MD3-24X(日亜製白色150Lm/WLED使用)と LED集魚灯MD3-24B(青色)の2色混合タイプの集魚灯MD3-XB型今春から販売する事となりました。 |
![]() ![]() MD3-XB型点灯 |
2010.2月19日<発光ダイオード集魚灯> | |
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LED電球 17 |
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新MBA-24Xを3月より発売いたします。 2006年LED電球 4以来試行錯誤を重ねてきた商品ですが、もう改良の余地は無いと考えております。 20W船灯と同じサイズで大きな光力を得るためにはルーメン/Wの高いLEDが必要をなります。使用するLEDはやはり日亜製白色150Lm/Wで、CRD(電流制限ダイオード)の組み合わせにより回路へ10mAから48mAの電流を流せるようとし、基板の組み合わせで照度を変えることができます。 また、今回従来の点灯回路を変更し、CRDで電流制限することで、無線の雑音も漁業無線各周波数で全く障害がなくなりました。 12V用と24V用は専用基板としましたので、電圧の区別は基盤に印刷された数字で確認出来ます。 この商品は2010横浜ボートショーでご覧いただけます。 |
2010.2月20日<発光ダイオード集魚灯> | |
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LED電球 18 |
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![]() ![]() 調光付 24V LED蛍光灯(40Wタイプ) 表面実装型(SMD)LED |
弊社では交流100V用LED蛍光灯の開発も行っておりますが、DC-24V用LED蛍光灯を新しく製作しました。(蛍光灯40Wタイプと蛍光灯20Wタイプ) LED蛍光灯の構造は基本的に表面実装型(SMD)のLEDを基板上に数百個並べており(この回路はDC24V)、電源回路を経て100Vで点灯するようになっております。 今回製作したのはこの電源回路を使わず、DC-DCコンバーター回路を使用してDC-24Vで点灯させます。船舶の24VDC電源は充電電圧が24V〜29Vと変動するためこの回路を使い出力電圧を一定にします。 また調光ボリュームで光力の調整ができます。 |
![]() 7WLEDダウンライト (電源部は別) |
7WLEDダウンライト(発光部可動式)もDC-24V用で製作しました。 これにより船内照明がLED蛍光灯がAC-100V、DC-24Vのどちらでも使えるようになります。 この商品は2010横浜ボートショーでご覧いただけます。 |
2010.3月8日 | |
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NEWS | |
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今年もボートショー2010へ出展いたしました。 今年は不況の影響で昨年より入場者が少ないようでしたが、 ボートメーカーや関連メーカーは新製品をアピールしていました。 |
2010.3月9日<発光ダイオード集魚灯> | |
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イカ釣り漁船用LED集魚灯 97 |
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弊社のオリジナル商品を搭載した最新鋭の活魚運搬船(愛知県南知多町)が3月3日進水致しました。 私も進水式に参加の予定をしていましたが、残念ながら都合で出席できませんでした。 後日、訪問を予定しておりますので写真をお見せできると思います。 |
2010.3月10日<発光ダイオード集魚灯> | |
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イカ釣り漁船用LED集魚灯 98 |
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4月より北九州産業学術推進機構(FAIS)さんに研究の協力をしていただける運びとなりました。 このFAISは北九州学術研究都市(若松区)にあり、 弊社から車で10分の距離と近くに位置します。 詳しくは日経新聞の記事をご覧下さい。 写真をクリックで拡大 |
2010.5月10日<発光ダイオード集魚灯> | ||
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LED電球 19 |
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防水タイプのLED蛍光灯(器具付)を紹介します。 24V専用となります。 従来のインバーターで昇圧するタイプでなくオリジナルの LED蛍光灯を使用した直流駆動です。 よって変換ロスが少なく、無線ノイズなどの心配もありません。 (福岡県工業技術センターでのノイズテスト済) |
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20Wタイプ×1灯用器具付 20Wタイプ×2灯用器具付 |
2010.5月12日<発光ダイオード集魚灯> | |
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イカ釣り漁船用LED集魚灯 102 |
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![]() ![]() 黄色部分が発光部 黒色部分はヒートシンク部 |
昨年11月台湾のLEDメーカーで見かけたチップアレイ型LEDモジュールです。 このタイプLEDは単体で120Wの出力があります。 面積あたりの出力が非常に高いのと、電源がバッテリー電圧で使用できそうなので集魚灯や、デッキライトに最適です。 今後はこのようなタイプのモジュールを使用した照明が出てくると思われます。 ![]() 1個の発光部で出力120W |
2010.5月15日 | |
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LED照明 8 | |
![]() 右側が新レフレクター付き ![]() |
新しいタイプの小型メタルハライド電球(HIQ)電球を使用したHID集魚灯です。 250Wと400Wの2種類ですが、電球のサイズが小型でスペースをとらないため器具が小型化できます。 販売開始して6ヶ月経ちましたが、このほど、更に反射効率の高いレフレクターと交換の予定です。 |
2010.6月10日<発光ダイオード集魚灯> | |
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LED電球 20 |
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昨年秋から発売しておりますMLB型電球ですが、一部の漁業無線周波数においてノイズが入ることを確認いたしました。 船舶では、高感度の漁業無線送受信機や受信機を装備しており、無線にノイズを発生するような機器は使用できないことは誰よりもわかっていたはずですが・・・ 原因は電球内の電源回路の問題でした。 複数の周波数でチェックを行ったつもりでしたが、お客様の連絡で確認しまし、このMLB5W電球は全て回収させていただくことと致しました。 お待ち頂けるお客様へは、新たな対策品と交換させていやだきます。 (漁業無線を装備していない船での使用は問題ありません。) |
2010.6月10日<発光ダイオード集魚灯> | |
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NEWS | |
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アメリカ海洋大気局NOAA(ノア)の資料では、昨年2009年の海水温度は、過去5番目に高かったと報告されております。 今後は、更に温度が上がる傾向にあり、地球温暖化で沿岸の魚類生息海域が変化し、漁獲量は高緯度海域では増加し、低緯度海域では減少する傾向が加速するそうです。 これはどうも日本にももう当てはまりそうで、最近は南日本より北日本の方が全体的に水揚げが多いという話を聞きます。 |
2010.7月12日<発光ダイオード集魚灯> |
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玄界灘(北部九州) 5 |
今年も地元では、そろそろイカ釣りシーズンに入ります。 6月20日前後からぼちぼち釣れ始めているようですが、残念ながら今年も魚影が薄いようです。昨年同様、秋口からのぶどうイカ漁に期待したいと思います。 最近は。漁師さんの数も減少したせいか、市内の各漁協も統合されあまり活気がありません。 |
2010.7月18日<発光ダイオード集魚灯> | |
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LED水中灯 20 |
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![]() ”まだらの幼魚” |
青森県水産総合研究所様 より写真を送っていただきました。 http://www.aomori-itc.or.jp/index.php?id=2184 写真は”まだら”の仔魚がLED集魚灯の周りに集まったプランクトンを食べているところです。 無給餌飼育だそうです。 |
2010.8月10日<発光ダイオード集魚灯> | |
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LED電球 22 |
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![]() 赤色LED電球 緑色LED電球 ![]() ↑MBA-24(今回製作の緑、赤色LED球) ↑MBA-24F(標準タイプのLED白色球) ![]() ↑MBA-24X(強力タイプのLED白色球) ↑MBA-24F(標準タイプのLED白色球) *よくご覧下さい。今回製作の緑、赤色球を点灯させた器具は良く見ると色が深い?のです。 強力タイプのLED白色球を点灯させた方は明るいのですが、全体に白く色が抜けたように感じます。 (デジカメで撮ると差が分かりにくいのですが?実際に見ると緑、赤色球の方は緑、赤が目立ちます。) |
航海灯(緑・赤色の器具にLED電球を入れておもしろい実験を行いました。 この器具はもともと20W白熱電球を使用し緑・赤のポリカーボネイトで発色しています。 今回新たに緑色LED電球と赤色LED電球を製作して航海灯器具にそれぞれを入れ白色LED電球を入れた物と比較して見ました。 また、輝度の異なる2種類の電球(MBA-24FとMBA-24X)を使い、それぞれがどのように見えるのでしょうか? (Xタイプは、標準タイプ<F>の2倍の光力があります。) 実験の結果、舷灯のレンズと色と同じ電球を入れたほうが、赤と緑の色味が深くはっきりし、XタイプのLED電球を点灯させたものと同じくらいの明るさに見えました。 航海灯器具では、赤色・緑色の電球は非常に有効ですね。 |
2010.9月12日 | |
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玄界灘(北部九州) 6 |
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![]() ![]() 写真1漁船全体写真 2魚探映像 3防水蛍光灯20Wタイプ 5カジキ発見 6カジキが回遊 7ID400W点灯1 18HID400W点灯2 青字をクリックしてください。 |
長崎県対馬でHID集魚灯を併用したイカ釣り操業実験を行います。 この実験をお願いした漁船は、3kwメタハラ集魚灯18本(計58W)装備です。 今回HID集魚灯400Wを6台計(2.4KW)舷側に設置しました。HIDの負荷は発電機の掛かる全負荷の2.4/58で4%に過ぎず、メタハラ球を少しでも減灯し燃料(軽油)を削減するテストです。 9月13日から約1ヶ月の予定で実験を行います。 写真は、テストの初日操業のものです。 操業中に大きなカジキが船の周りによって来るハプニングもありました。 玄界灘は時期によりカジキなど回遊魚が、集魚灯に集まるため、漁船には大きなモリが用意されています。 |
2010.9月12日<発光ダイオード集魚灯> | |
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イカ釣り漁船用LED集魚灯 103 |
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![]() MD3-24BX 写真では分かりませんが25%青色がMIXされています。 |
今年5月にLED集魚灯を納品しました石川県のお客様より写真が届きました。 35FのプレジャーボートにMD3-24BX型集魚灯4台とMDWL-24X型マルチライト3台、MBA型電球を装備して頂きました。 MD3-24BXタイプは白色LEDに25%の青色LEDを混ぜた 新型です。この船の特徴は別電源24V(バッテリー)を積み、エンジンを停止状態で釣行できるようになっています。 非常に静かで釣りやすいということでご満足いただいているようでした。 6月〜7月中はアジ・メハチを、7月〜8月末はアカイカの夜釣りをされたそうです。 |
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2010.9月15日<発行ダイオード集魚灯> | |
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LED電球 23 | |
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日亜化学(株)よりフラックス型広角150°タイプの新型LED(RAIJIN)が発売されました。 今まで指向特性が90°のLED(RAIJIN)を多く使用してきましたが、この150°タイプは周囲を広く照らす事ができるので、MBA型LED電球や、水中灯などに幅広く使用できると思います。 |
2010.9月20日<発光ダイオード集魚灯> | |
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LED多目的灯 25 |
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マルチライト12V用の特注製作依頼があり早速下記の新型LED(RAIJIN)150°を使う事となりました。 水深100mで使用されるため、特注ケーブル仕様のガード付です。 今回は基板も新規に設計し直し放熱効率も高くしました。 海難事故など船の引き上げた事で知られる【深田サルベージ建設】様に使っていただきます。 写真1・写真2 |
2010.9月22日<発光ダイオード集魚灯> | |
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LED電球 24 |
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![]() 使用する基板とLED(NSPWR60CS-1)、チップタイプのCRDです。 写真1・2 青字をクリックしてください。 |
今年の2月19日LED電球14でMBA-24Xをご紹介しましたが、早速新型LED(RAIJIN)150°を使用し広角タイプを試作しました。 このLEDは最大50mAの電流を流せますが、発熱の問題がありCRD(定電流ダイオード)38mAで電流を制限してます。試作品(指向性150°)と従来の(指向性90°)を比べると試作品は死角がほとんど見えなく、明らかに周囲を照らす目的に向いているようです。 写真1は、左側が今回のタイプMBA-24XU、右側が従来のMBA-24Xです。 写真2は下から1列目初期の砲弾型LED使用タイプ 2列目フラックスLED使用タイプ 3列目SMD(表面実装)LED使用タイプ 4.5列目15度傾斜型150ルーメン/W 80°、150°タイプ |
2010.10月30日<発光ダイオード集魚灯> | |
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NEWS Hong Kong International Lighting Fair 2010 |
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![]() ![]() ![]() ![]() ![]() ![]() ![]() ![]() ![]() ![]() ・香港国際空港 ・会場(香港イクスヒビションセンター) ・エアポートエキスプレスのダウンライト ・消えかけたダウンライト ・出展メーカー(CCFL管) ・出展メーカー(高出力LEDチップアレイ使用350W) ・出展メーカー(高出力LEDチップアレイ使用350W) ・出展メーカー(高出力LEDチップアレイ使用350W) ・出展メーカー(LED蛍光灯) ・会場(香港イクスヒビションセンター) |
10月28日から3日間で行われた香港インターナショナルライティングフェアー(Hong Kong International Lighting Fair2010) を見学してきました。 この展示会は、照明に関するものでアジアでは最大級とのことで、以前から気になっていたのですが今回ようやく実現しました。 会場では、世界中のメーカーが出展しており、3日間では全てを見て回る事はできませんでした。 LED関連品の新商品では、特に中国製が圧倒的で、韓国を含め日本製は完全に出遅れているように感じました。 中でもっとも興味をもったのは、LEDの高出力照明で、ほとんどがチップアレイタイプのモジュールを使用している事です。今回のこのタイプは100W前後の出力ですが、今後は200W,300Wなどが出てくるかもしれません。 香港国際空港から香港市内まではエアーポートエキスプレス(特急電車)で結ばれていて、24分で到着します。 またこの列車の照明は一部でLEDが使われたドイツ製(スペイン合作)の車両で、良く見ると通路のダウンライトはLED製です。 (砲弾型のLEDがところどころ玉切れしているのに気付きました。) |
2010.10月30日<発光ダイオード集魚灯> | ||
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LED電球 25 |
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![]() フェアーで見つけたLED電球4Wです。 このブースの一番右側3列目の電球です。 アクリルVカット発光の電球でLEDチップは、口金上のアルミ放熱板に取付ていますが、あたかも白熱球のようにガラスの真ん中で発光しているように見えます。 回転灯でこの構造に似たものは見たことがありますが、大変面白いと思います。 航海灯の電球などに応用できそうです。 今回のフェアーでよく似た電球を2つのメーカーが出品していましたので、早速サンプルを購入しました。 この商品は2011横浜ボートショーでご覧いただけます。 |
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![]() 100V用LED電球4W |
2010.11月15日<発光ダイオード集魚灯> | |
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LED電球 26 |
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![]() DC12V用電球 MLB6W-12 |
12V用LED電球MLB6W-12を発売いたします。 12V電源の船舶の充電回路は車と同じようにエンジンが始動すると電圧が12Vから14V以上に上がります。よってこの電球は電圧が12V〜14.5Vで使用で使用できます。(消費電力は14.5V時で6.5W) また、24VLED電球と同様にフロストガラスを採用しました。この商品も全ての漁業無線周波数でノイズの心配はありません。 発光色は白色(6500K)・電球色(3500K)の中からお選びいただけます。 |
2010.12月16日<発光ダイオード集魚灯> | |
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LED水中灯 22 |
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![]() 100WタイプLED水中灯 30WタイプLED水中灯 資料 青字をクリックしてください。 |
2008年から長崎県で行われた3年間にわたるイサキの水中灯により1本釣りの実験(LED2.7.9)は終了しました。 1年目は一晩で100kgも獲れた日があったようですが、今年はイサキの漁況が昨年に引き続き思わしくなく、漁獲結果も成果を出せなかった・・・との報告でした。 今年(6月から12月)は弊社の100Wの白色と緑色のLED水中灯を実験で使っていただきました。 長崎大学水産学部より資料と水中映像のDVDを送っていただきました。 左の資料は今回の100Wタイプと2008年に使用した32Wタイプの水中灯に光源から1m離しての放射照度です。 波長440mm近くでは100W白色水中灯の照射照度は非常に高い事が分りました。 |
2010.12月20日<発光ダイオード集魚灯> | |
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LED水中灯 24 |
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![]() 上の基板 NICHIA製LED 009B型 下の基板 NICHIA製LED 016B型 ![]() |
フルカラーLEDを使用した水中灯を製作中です。 フルカラーLEDとは、赤・緑・青(RGB)の3色LEDが1つのパッケージの中に封印されたもので、3つのLEDの明るさを変えることでフルカラー色を作る事ができます。 今回この水中灯を製作するにあたり、アルミ基板の設計から始めました。 器具は従来のMLA-1型を流用することに決め LEDは日亜化学のLEDチップを使用する予定です。 |